【4832】JFEシステムズの銘柄分析【高配当株】

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今回は【4832】JFEシステムズの銘柄を分析していきます。

この分析は、長期間安定的に配当金を受け取れるかに主眼を置いた分析となります。
また、本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。
投資はくれぐれも自己判断でお願いいたします。
目次

基本情報

業種:情報・通信
特色:JFEスチールのシステム部門。企業の情報システム構築・運用が主。

激戦区の「情報・通信」銘柄です。有望な高配当株が多い業種なだけに判断も辛くなりそうです。

参考指標(いずれも2021/4/19現在)

配当利回り:3.42%
過去3年の推移では高い水準です。

バフェットコードより抜粋

PER:9.49倍
PBR:1.43倍   
過去3年の推移では、ともに平均的かやや割安な水準です。

バフェットコードより抜粋

チャート

楽天証券 MarketSpeedより

5年チャートでは緩やかな上昇基調。ここ1年半は高値を切り下げ安値を切り上げていっているように見えます。

業績

売上・利益・EPS
順調に右肩上がりでよい感じです。2021年3月期は微減の予想ですがどうなるでしょうか。

営業利益率
年々高まってきています。こういった傾向の銘柄はあまり見られないので好感が持てますね。

財務状況

自己資本比率
50%前後で安定しています。

利益剰余金
きれいな右肩上がり。特にここ数年の増加ペースが良い感じです。

キャッシュフロー

営業キャッシュフロー
毎年しっかり稼いでいます。

フリーキャッシュフロー
毎年現金が積みあがっています。

配当

メインディッシュである配当についてはさらに詳しく見ていきます。

配当推移

配当金
2021年は配当維持の60円の予想です。
上記のIR BANKには記録がありませんが、他サイトによると2009年の14円から2010年の7円へ減配をしています。しかしその後は11年連続非減配(予想)という状況です。

配当性向
以下でご紹介する配当政策と併せて後述します。

配当継続力

配当継続力は以下の計算式で表される指標です。
今の配当を何年間維持できるかという目安として使っています。

配当継続力[年]=利益剰余金÷その年の配当額

本銘柄の配当継続力は、21.3年。余裕があると言えるのではないでしょうか。

配当継続力はこびと株さん(@kobito_kabu)の考えを参考にさせていただいています。

配当政策

利益配分につきましては、中長期的な事業計画に基づき、再投資のための内部資金の確保と安定的な配当を念頭におきながら、配当性向30%を目安に財政状態、利益水準等を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。内部留保につきましては、事業拡大のための研究開発や人材育成などの資金に充当していく予定です。

JFEシステムズホームページより

配当性向が30%目安ということで、上記の配当性向推移を見てみてもここ10年くらいは目安以下で推移していることがわかります。2021年はEPSがやや伸び悩み配当性向は32.5%(予想)ですが悪くない水準かと思います。

ピックアップポイント

JFEシステムズホームページより抜粋

同社のセグメント別売上高構成比率です。
全体の4割程度を占めている水色の「鉄鋼業向け事業」が親会社であるJFEスチールからの受注になっています。親会社への依存度が高い部分は見逃せないポイントかと思います。

まとめ

・売上、利益、EPSは順調に右肩上がり傾向
・営業利益率が高まってきている
・まずまずの配当利回り
・増配傾向(11年連続非減配)で配当継続力が高い
・売上の約4割が親会社であるJFEスチールからの受注

結論・・・

もちたろう
もちたろう

買いというか単元未満株ちょっと買っちゃいました

補足
この記事のデータの多くはIR BANKから引用させていただいております。
銘柄の様々な情報が掲載されており、特にこの記事で引用したような推移データが見られるのが便利です。

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